売れる文章を書く4つの基本的なポイント

今回は、コピーライティングのお仕事で少し気づいたことを少しお伝えさせていただきます。反応が良い、売るための小手先のテクニックというより、もう少し深いところ、基本的なことをお伝えします。

ライティングのノウハウも現実での会話も、コミュニケーションという意味では実はほとんど同じです。売れる文章は、イコール、評判の良い先生、優秀なセールスマンなどの会話と共通したものがあります。

そこで、読みたくなる文章を書くポイントを4つに無理やりまとめてみました。無理があるかもしれませので適当にご覧ください(汗

ポイント1:専門用語を使わない

ライティングの確認の依頼がくると、まず私なりに修正します。
必要に応じて、専門用語に○をつけて「わかりやすい表現で」と注釈を入れます。

なのでその後は、「 この場合は、専門用語を使っていいですか?」という質問がよくくるようになります。

専門用語を使うとか、使わないとかということよりも、”相手に、こちらの意図をきちんと受け取られる表現にしましょう”ということです。

専門用語を使う使わないということは、そのための手段のひとつです。

例えば、評判の良い優秀なある先生は、
「炎症を起こす」 を 「バイ菌が入って腫れる」という言葉に言い換えます。

この違いはおわかりいただけますか?
このような意識が必要なんですね。

「先生の説明って、だれよりもわかりやすいです!!

こう言われるのも、立派な生活に根ざした気づきを与えていることになります。

ポイント2:読み手のメリット=「あなた」が主語

先述した先生は、患者さんとの実体験を通じたお客様視点になっています。

自分の伝えたいことを、相手の受け取られるように工夫する、
このことが素晴らしいところです。

説明をすることに加えて、必ずそれが、具体的にどのように生活の役に立つのか=読み手のメリットに少しでもなるには何をかくべきなのか、どういう表現にすればいいのか、どのように工夫するのか、を常に持っておくことが必要です。

お客様は、商品・サービスには、基本的になんの興味もありません。
まず、自分にメリットがあるかどうかですべて判断されます。
そういう意味では、反応良い文章、よく読んでもられる文章は、すべて相手の視点になっています。

だから、主語は、「私は・・・・」ではなく、「あなたは・・・・」となっているものが多い。

例えば・・・
————————————————-
私は・・・・・・と思います。
この商品・サービスは・・・・・・・・・・・・・です。
————————————————-

よりも

————————————————-
あなたが・・・・・・・できるようになるには、・・・・することです。
————————————————-

のような「あなたは・・・・」を考えてあげる。
ますは、そこからだと思います。

ポイント3:心の中の疑問・反作用の法則

文章を読みなおしていると、表現や説明から、何この説明?
思う箇所がいくつもある場合があります。

自分の頭の中では繋がっていることでも、文章として表現したときに矛盾してしまう場合や一貫性がなくなっているものが結構あります。

例えば、結論で言い切っているわりに、文脈上、連することがどこにもでてきてないなどです。

読者は、読みながら無意識に心の中で疑問を感じていきます。

良いことをかくと、それは嘘でないかと疑う。
悲惨なことがあると、助けようとしてあげる。

人間はバランスをとろうとします。

つまり心の中で常に自問自答を無意識に行っているのです。
こんな風に↓

  • 「あなたのために、全品50%オフ!」
    ⇒心の声・・・うそつけ、売れ残りだろうが!
  • 「たった10分で月10万儲かる方法!」
    ⇒心の声・・・んな方法あるか!
  • 「私はあなたのためにお伝えしているのです!」
    ⇒心の声・・・売りたいだけがみえみえだっつーの!

だから自分で文章を何度が読み返して、こういう心の中の疑問・反作用が起きてしまう文脈や表現を見つけては、つぶす作業をする、矛盾しないように文章表現や構成を再度考える必要があるのです。

ポイント4:あなたの雰囲気を滲みだす

商品やノウハウは手段でしかありません。
結局、それを扱う人が何者なのか、どういうあり方なのか、を読者の方は雰囲気で感じ取るんだと思います。

それには、自分の体験をベースにしたものを書くことに勝るものはありません。

理想の文章は、短い文章の中であっても、あなた自身の信念・価値観がにじみ出てくるようになるのがベストかなと思います。

 

以上、読みたくなる文章を書く4つの基本ポイントでした。
ライティングノウハウは星の数ほどあると思いますが、私が仕事で相手によくお伝えしているものをまとめてみました。

参考になるようでしたら、ぜひご活用ください。