ホームページでのキャッチコピーやコピーライティングでは、一見、良いことを謳っているようにみえるけど、よく見るとものすごくあいまいなものや、お客様の視点=メリットになりきっていないもの・・・
そういった表現のコピーが非常に多いと思います。
脳はすぐ言葉を端折ろうとする
例えばこういう表現です。
「○○療法は、安心安全で最大の効果をあなたにご提供いたします!」
すごく柔らかい表現で全体を固めているのはいいですが、いったい何が安全なのか? 最大の効果って具体的には何なのか?いまいちよくわかりません。
このようなパターンってすごく多いですよね。ではなぜ、こうなってしまうのかというと、それは脳の仕業です。
脳は、楽をしよう楽をしようとするために、物事をざっくり覚えようとする癖をもっています。いわゆる一般化をしてしまうのです。脳にとって複雑なことは嫌いなので、なるべく単純にして楽にしようとしてしまうのです。
それを文字で表現してしまうと、あやふやな表現になってしまいがちになるのです。
もし私に、上記のような一般化されてしまったキャッチコピーをどうにかして欲しいほしいと相談されたら・・・どうするのか?
至って簡単です。
まず、その言葉には本来どういう意味や意図があるのかを思いっきり掘り下げていきます。ある心理学では、これをメタモデルといいます。
言葉をどんどん掘り下げる
「○○療法は、安心安全で最大の効果をあなたにご提供いたします!」
このキャッチコピーを生まれ変わらせるために、どんどん質問をして掘り下げていきます↓
「具体的に何が安心安全なんですか?」
「掌サイズの機器で小さな振動を与えるだけだからです」
「どんな振動?」
「パチッっと小さく打つだけです」
「どんな効果があるんですか?」
「手で揉むより300倍のスピードで矯正されます」
「矯正するって具体的には?」
「え~とですね、筋肉と神経が・・・・・・」
いかがですか?
キャッチコピーに使えそうなキーワードがいくつかでてきましたね。
「300倍のスピードって具体的には?」
など、どんどん掘り下げ続けていくことで、気づきがでてきます。
販売者側は、毎日専門用語を使っているので麻痺していますから、お客さま視点での言葉や表現を使って、伝えていく必要があります。
それには、第三者からの質問をたくさん浴びることで、気がつくことがたくさんあります。
もう一度、ホームページ、チラシなど、自分で作られたキャッチコピーの言葉一つ一つを掘り下げて見直してみてください。