「技術は磨いているのに、予約が埋まらない……」
「新メニューを作っても、既存のお客様が興味を持ってくれない……」
もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、原因は技術力不足ではなく、「商品の切り口(見せ方)」にあるかもしれません。
治療院やサロンに来るお客様は、一人ひとり抱えている感情が違います。「痛くてたまらない」人もいれば、「自分へのご褒美がほしい」人もいます。これらを同じ言葉で誘っても、心には響きません。
今回は、繁盛店が密かに実践している「商品切り口分析チャート(ニーズ×ウォンツ)」を紐解き、お客様の心を一瞬で掴むニュースレター活用術を伝授します。
1. そもそも「ニーズ」と「ウォンツ」の違いとは?
商売の基本ですが、ここがブレると全ての販促が空回りします。
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ニーズ(Needs/必要性): 「マイナスの状態をゼロに戻したい」という欲求。
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例:「腰が痛くて歩けない」「肌荒れがひどくて外に出たくない」
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心理: 焦り、不安、苦痛。
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ウォンツ(Wants/欲求): 「ゼロの状態をプラスにしたい」という欲求。
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例:「もっと小顔になって褒められたい」「仕事帰りにリフレッシュして明日も頑張りたい」
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心理: 期待、ワクワク、ご褒美。
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繁盛しているお店は、この「今はニーズ客なのか、ウォンツ客なのか」を正確に見極め、届ける言葉(切り口)を変えています。
2. 繁盛を最大化する「商品切り口分析チャート」
自社のメニューを以下の4つのクアドラント(領域)に当てはめてみましょう。
| 領域 | カテゴリー | お客様の心理 | ニュースレターでの「切り口」 |
| ① 緊急ニーズ | 痛み・不調の解決 | 「とにかく今すぐ助けて!」 | 「信頼と実績」。なぜ治るのか、専門家としての根拠を提示。 |
| ② 予防ニーズ | メンテナンス・予防 | 「いつまでも健康(綺麗)でいたい」 | 「未来の恐怖回避」。放置するとどうなるか、プロの視点で警告。 |
| ③ 願望ウォンツ | 美容・自分磨き | 「もっと素敵になりたい!」 | 「理想の未来」。施術後の自分にワクワクするようなイメージ作り。 |
| ④ 感情ウォンツ | 癒やし・繋がり | 「あのお店(あなた)に行きたい」 | 「共感と親近感」。あなたのキャラクターや、お店の物語を伝える。 |
3. 【実践例】ニュースレターでの「切り口」の具体例
では、具体的にどのような内容を書けば良いのか。治療院とサロン、それぞれの成功事例を見てみましょう。
治療院・整骨院:慢性腰痛のお客様へ
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【ニーズ(必要性)の切り口】
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「朝、腰の痛みで目が覚めるあなたへ。その原因は枕ではなく、筋膜のゆがみにありました。3万人の施術実績を持つ私が、痛みの根本を解説します。」
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ポイント: 「専門性」と「解決策」を提示し、安心感を与えます。
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【ウォンツ(欲求)の切り口】
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「腰痛がなくなったら、またお孫さんとディズニーランドに行きませんか? 痛みがない生活は、あなたの人生を10歳若返らせます。」
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ポイント: 痛みが消えた「先」にある、楽しい未来をイメージさせます。
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美容・エステサロン:フェイシャルメニューの場合
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【ニーズ(必要性)の切り口】
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「マスクを外すのが怖い……。急に目立ってきた『ほうれい線』を、今すぐどうにかしたい方のための集中ケア特集。」
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ポイント: お客様が今抱えている「不便や悩み」に寄り添い、解決を急ぎます。
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【ウォンツ(欲求)の切り口】
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「今月は頑張った自分に、最上級のご褒美を。アロマの香りに包まれて、心も肌も輝く至福の120分をご用意しました。」
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ポイント: 「非日常」や「自己肯定感」を刺激し、行きたいという感情を高めます。
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4. ニュースレターがこの「分析チャート」と相性抜群な理由
実は、ホームページやチラシは「①緊急ニーズ」の人には強いですが、それ以外の人には届きにくいという弱点があります。
そこで手書きニュースレターの出番です。
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「②〜④」のお客様を育てることができる: 今すぐ困っていない人(潜在客)に対し、メンテナンスの重要性(予防ニーズ)や、新しい美容法(願望ウォンツ)を定期的に届けることで、予約のきっかけを常に作っておけます。
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「④感情ウォンツ」を独占できる: 手書きの温もりは、デジタルでは決して作れない「親近感」を生みます。「技術が良いから」だけでなく「あなただから行く」という強いファン化は、手書きレターの独壇場です。
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売上の「波」がなくなる: 緊急ニーズだけに頼ると、客足は天候や景気に左右されます。しかし、レターで「ウォンツ」を刺激し続けることで、安定したリピート率を確保できるのです。
結びに:お客様の「心の動き」に合わせた一通を
「何を売るか」の前に、「お客様のどんな感情(切り口)に応えるか」を考える。
この分析チャートを一枚持っておくだけで、ニュースレターに書くネタに困ることはなくなります。
「今月は少し疲れている人が多そうだから、④の癒やしをテーマに書こう」
「季節の変わり目だから、②の予防ニーズを伝えてあげよう」
そんなあなたの優しさが、手書きの文字から伝わった時、お客様はあなたのお店にとって「一生のファン」になってくれるはずです。
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