ニュースレターは、店舗で配ることでも様々なメリットがありますが、その他にも営業ツールとして使用する方法も考えられます。
ニュースレターを営業ツールに変える方法について、ご紹介します。
1、訪問営業を行う業種
当然ながら、ニュースレターを活用できるのは、小売店だけというわけではあります。
小売店であれば、お店に来店いただいたお客様に商品と一緒にニュースレターをお渡しし、自宅で読んでいただくといった方法でニュースレターを配ることができます。
それ以外の業種の場合、特にお客様が店舗等にお越しになられない業種の場合、商品と一緒にニュースレターをお渡しするということができません。
では、そういった業種の場合、どうやってニュースレターをお渡しするかというと、郵送するか持参するかの2パターンになるかと思います。
郵送に適した業種や状況、持参に適した業種や状況がそれぞれ存在しますので、一概にどちらがいいかということは言えませんが、これらの方法をうまく活用することで、ニュースレターをより活用していただくことができます。
2、ニュースレターを持参する場合
ニュースレターを持参するのに適した業種は、訪問営業を主たる営業活動としている業種が考えられます。
例えば、保険代理店やリフォーム会社など、定期的にお客様を訪問してセールスを行うような業種が適していると言えます。
これらの業種では、定期的にお客様のもとに訪問し、営業活動を行うことになりますが、その際の話の切り口として、ニュースレターを使用することが可能です。
この方法の場合、ニュースレターを渡されて、自分で読む場合と違って、ニュースレターの中でも、特にそのお客様に読んでいただきたいことを、自らが説明することができるため、ニュースレターに書かれている情報を、より正確に、より詳細にお客様にお伝えすることができます。
さらに、お店独自のニュースレターに加え、自分専用のニュースレターを作成することで、自分自身の売り込みを行うことができます。
こういった業種の場合ですと、ニュースレターの一部をフリースペースにし、営業マンひとりひとりがフリースペースを有効活用するという方法も考えることができます。
訪問営業を行う業種の多くが、その会社そのものに惚れ込んで顧客となった人だけではなく、営業マンの人柄に惚れて顧客になったという人も少なからずいらっしゃいます。
つまり、新規開拓を行う際にも、ニュースレターを活用することで、会社だけではなく、営業マン本人を売り込むことができる営業ツールとしての効果を期待することができます。
3、ニュースレターを郵送する場合
ニュースレターを郵送するのに適した業種は、通信販売を主たる営業活動としている業種が考えられます。
昨今では、Amazonや楽天市場といったインターネット通販も非常に浸透しており、実店舗を持たずに通信販売のみで営業している店舗も増加しています。
その場合、ニュースレターをお客様にお渡しする場合には郵送するしか手段がありません。
しかし、なんの工夫もなく、商品と一緒にニュースレターを送付したとしても、新商品を紹介するダイレクトメールと思われ、読まずに捨てられてしまうことや気づかずに捨てられてしまうことがあります。
そうなると、せっかくの費用が無駄になってしまうことがあります。そこで、ニュースレターを含む梱包方法に工夫する必要があります。
まずは、ニュースレターが入っていることを認知して貰う必要がありますので、商品よりもニュースレターを上に入れ、箱を開封した際に、すぐに目に付くように梱包します。
そうすることで、ニュースレターが入っていることに気づかず捨ててしまうという行為を防止することができます。
しかし、ただニュースレターが入っていても、読んでいただくことは難しいかと思います。
そこで、挨拶文を目に付きやすいところに入れる、もしくはニュースレターにクリップ留めしておくと効果的です。
商品をお買い上げいただいたお礼とともに、お店のニュースレターを同梱したので一読してほしい旨の記載とともに、ニュースレターの中でも特に読んでいただきたい部分のかんたんな紹介を入れておくことで、ニュースレターを読まずに捨ててしまうという行為を防止することができます。
特に、ニュースレターのおすすめの記事については、新規のお客様か、リピーターかによって異なってくると思います。
そのお客様にとって、本当に読んでいただきたい部分をピックアップすることで、時間のないお客様にも、伝えたい情報をピンポイントでお伝えすることができる効果も期待できます。
このように、ニュースレターは、ただ配るだけではなく、うまく活用することで、一つの営業ツールとして利用することができます。
業種によって、ニュースレターの活用方法は様々ですが、自社にとって最適な活用方法を見出すことによって、営業の効果を向上させることを期待することができます。
4、まとめ
ニュースレターを営業ツールとして利用する場合も、売り込み臭さは必ず消すようにしてください。
つまり、お客様に必要な情報をお届けする、という「心」です。その情報は商品説明でなく、裏話やここだけのお話し、スタッフから見た商品の良さやそうでないところ、などです。
ほっこりする情報もいいですね!
例えば、スタッフ紹介やスタッフが実際に体験したちょっとした時事ネタなどもいいかもしれませんね!