【サロン】「3回目までの壁」を突破する、新患フォローのタイムライン

集客・販促

「新規のお客様は来てくれるんだけど、2回目、3回目と続かないんだよね…」

サロンを経営されているオーナーさんなら、きっと一度は感じたことがある悩みじゃないでしょうか。ホットペッパーやインスタで集客して、初回はキャンペーン価格で来てくれる。でも、その後がなかなか続かない。気づけば、また新規集客に追われる日々…。

実は、この「3回目までの壁」を突破できるかどうかが、サロン経営の明暗を分けるんです。

この記事を読むことで、あなたはこんな未来を手に入れることができます:

  • 新規のお客様が自然とリピーターになり、安定した予約が入るサロンに変わる
  • 集客コストを抑えながら、売上が右肩上がりに成長する経営基盤ができる
  • 「また行きたい」と思ってもらえる、お客様との信頼関係が築ける

難しいことは何もありません。大切なのは、タイミングと、ちょっとした気遣いだけ。今日から実践できる具体的な方法を、一緒に見ていきましょうね。

なぜ「3回目まで」が、サロン経営の生命線なのか

多くのサロンオーナーさんが見落としているのが、新規のお客様が常連さんになるかどうかは、最初の3回で決まるという事実です。

これは、LTV(※)を最大化する上で、最も重要なポイントなんですね。

※LTV:1人の顧客が取引開始から終了までに生み出す総利益

初回だけで終わってしまうお客様と、10回、20回と通ってくださるお客様。この違いは、サロンの売上に計り知れない影響を与えます。

例えば、こんな計算をしてみてください:

  • 初回単価:5,000円
  • 2回目以降の平均単価:8,000円
  • 年間来店回数:6回

もしお客様が1回で終わってしまったら、売上は5,000円。でも、3回目まで来てくださって、その後も年に6回通ってくださるようになったら?

1年目だけで48,000円、3年間で144,000円の売上になるんです。

しかも、リピーターさんは新規集客コストがかかりません。つまり、利益率が圧倒的に高いんですね。

でも、多くのサロンでは、初回の施術が終わった瞬間から、お客様との関係が「お任せ」状態になっています。これが、もったいない。

「3回目までの壁」が存在する心理的理由

なぜ、3回目までに離脱してしまうお客様が多いのでしょうか?

お客様の心理を見てみましょう:

初回:ドキドキと期待 「どんなサロンかな?」「施術、上手かな?」という緊張と期待が入り混じった状態です。まだ、あなたのサロンを「試している」段階。

2回目:迷いと比較 「良かったけど、他のサロンも見てみようかな?」「次も予約するほどじゃないかも?」という迷いが生まれます。ここで、他のサロンに流れてしまうことも。

3回目:決断の分岐点 「ここを自分のサロンにしようかな」という決断をする時期です。ここを超えると、「いつものサロン」「私の担当さん」という意識が芽生え、リピートが安定します。

つまり、3回目までは、まだ「仮の関係」なんですね。だからこそ、この時期に意識的なフォローが必要なんです。

大手サロンに勝てる「小さなサロンの強み」

ホットペッパーで検索すると、低価格の大手チェーンサロンがずらりと並んでいますよね。正直、価格では勝てない。でも、小さなサロンには、大手にはできない強みがあるんです

それは、「あなた」という存在です。

大手チェーンは、毎回スタッフが変わることもあります。マニュアル通りの接客で、効率重視。でも、小さなサロンは違います。

「○○さん、いつもありがとうございます」 「前回おっしゃってた旅行、どうでしたか?」 「今日は少しお疲れのご様子ですね。リラックスできるようにしますね」

こんな会話ができるのは、小さなサロンだけ。一人ひとりのお客様との関係を、丁寧に育てることができるんです。

3回目までのフォローを丁寧にすることで、大手チェーンでは味わえない「特別感」「安心感」を提供できます。これが、リピートにつながる最大の武器なんですね。

3回目までの壁を突破する「新患フォロータイムライン」

では、具体的にどうすればいいのか。お客様の来店から次の予約まで、時系列でやるべきことを整理してみましょう。

【来店当日】施術後の「次回予約」と「お礼の一言」

まず、最も大切なのが来店当日のクロージングです。

多くのサロンでは、「次回のご予約はいかがですか?」と聞いて、「また連絡します」と言われたら、そこで終わってしまいます。

これを少し変えてみてください:

施術後の会話例: 「今日は○○さんの肩のコリ、かなり深かったですね。でも、丁寧にほぐしたので、きっと楽になると思います。ただ、これを定着させるには、2週間後くらいにもう一度来ていただけると、さらに効果が持続しますよ」

ポイント:

  • 「なぜ次回が必要か」を専門家として説明する
  • 「売りつけ」ではなく、「お客様のため」という姿勢を見せる
  • 具体的な期間(2週間後など)を提示する

そして、予約を取ってくださったら:

「ありがとうございます! 次回もお会いできるの、楽しみにしていますね」

この一言が、お客様の心に残るんです。

【当日夜】お礼のメッセージで「特別感」を演出

お客様が帰宅して、その日の夜。ここで簡単なお礼のメッセージを送ってみてください。

LINEやメールの例文:

○○様 本日はご来店いただき、ありがとうございました! 施術後のお体の調子はいかがですか? もし何か気になることがありましたら、いつでもご連絡くださいね。 次回お会いできるのを楽しみにしています。

[サロン名] [あなたの名前]

このメッセージの効果:

  • 「ちゃんと覚えていてくれてる」という安心感
  • 「アフターフォローがしっかりしてる」という信頼感
  • 「大切にされている」という特別感

大手チェーンでは、こんなことはしてくれません。これが、小さなサロンの強みなんです。

【3日後】ニュースレターで「思い出してもらう」

初回来店から3日後。お客様の記憶が少し薄れてきたタイミングで、ニュースレターを送ります。

ここで大切なのは、売り込みをしないこと

ニュースレターの内容例:

項目 内容 目的
季節のケアアドバイス 「この時期は乾燥が気になりますね。お家でできる簡単保湿ケアをご紹介します」 役立つ情報で価値提供
スタッフの日常 「最近ハマっている健康茶のお話」など 親近感を持ってもらう
お客様の声 「こんな変化がありました!」という喜びの声 「私も続けてみようかな」と思ってもらう

ニュースレターの目的は、「あなたのサロンを思い出してもらうこと」そして「次回の予約につながる動機づけ」です。

【1週間後】予約日が近づいたら「リマインド+楽しみメッセージ」

次回予約を取ってくださったお客様には、予約日の1週間前にリマインドメッセージを送ります。

ただし、これも単なる「予約確認」では終わらせません。

メッセージ例:

○○様 こんにちは! [サロン名]の[名前]です。 来週○月○日(○曜日)○時のご予約、お待ちしていますね。 前回気になっていた肩のコリ、その後いかがですか? 次回もしっかりケアさせていただきますね。楽しみにしています!

ポイント:

  • 機械的な確認ではなく、「あなたを待っている」という温かさを伝える
  • 前回の内容を覚えていることを示す
  • 「また会いたい」と思ってもらえる雰囲気を作る

【2回目来店後】さらに深い関係性を築く

2回目の来店、おめでとうございます! でも、ここで油断してはいけません。本当の勝負は3回目です。

2回目の施術後には:

  • 1回目との違いを具体的に伝える:「前回より、ここが柔らかくなってますね! ケア、頑張ってくださったんですね」
  • 3回目の重要性を説明する:「ここから定着するので、次回がとても大切なんです」
  • 次回予約を自然に促す:「次回は○週間後くらいがベストですよ」

そして、2回目来店後も、同じようにお礼メッセージ、ニュースレター、リマインドを続けます。

【3回目来店後】常連さんへの「卒業」

3回目の来店まで続いたお客様。ここまで来れば、リピーターになる確率は格段に上がります

3回目の施術後には、こんな言葉をかけてみてください:

「○○さん、3回目ですね! いつもありがとうございます。もう、すっかり私の大切なお客様です。これからも、○○さんのキレイと健康を全力でサポートさせてくださいね」

「いつものお客様」として認識されることで、お客様も「ここが私のサロン」という意識を持つんです。

そして、ここからは定期的なニュースレター季節ごとの特別メッセージ(誕生日、季節の変わり目など)で、関係性を維持していきます。

フォローの根底にある「想い」を忘れないで

ここまで、具体的なタイムラインとテクニックをお伝えしてきました。でも、最も大切なことを、最後にお話しさせてください。

これらのフォローは、「売上を上げるため」だけにやるのではありません。

本当に大切なのは、「お客様に、もっとキレイに、もっと幸せになってほしい」という純粋な想いです。

テクニックだけで接すると、お客様には伝わってしまいます。「あ、この人、リピートさせようとしてるな」って。

でも、あなたが心から「この方に喜んでもらいたい」「この方の人生が少しでも良くなるお手伝いがしたい」と思っていたら? その想いは、必ず伝わるんです。

お礼のメッセージ一つ、ニュースレターの一文、予約確認の言葉。すべてに、あなたの「想い」を込めてください

  • 「○○さんが元気になってくれて、本当に嬉しい」
  • 「次も、もっと良い施術を提供したい」
  • 「この方の笑顔を、これからも守りたい」

こうした想いが、お客様の心に響きます。そして、お客様も「この人のサロンに通いたい」と思ってくれるんです。

これが、性善説に立った経営です。お客様を信じ、お客様の幸せを願う。その姿勢が、結果として、リピート率の向上につながるんですね。

小さなサロンだからこそ、一人ひとりのお客様を大切にできる。これが、あなたの最大の強みです。

最後に:完璧じゃなくても、大丈夫

いかがでしたか?

3回目までの壁を突破するための、具体的なタイムラインをお伝えしました。

でも、最初から完璧にやろうとしなくて大丈夫です。

  • メッセージの文面が上手く書けなくても、いいんです。
  • ニュースレターの内容が思いつかなくても、いいんです。
  • 忙しくて、全員にフォローできない日があっても、いいんです。

大切なのは、「やろう」と思う気持ち。そして、少しずつでも続けること。

最初は、1日に1人だけでもいいんです。お礼のメッセージを送る。それだけで、そのお客様の心には、確実に何かが残ります。

それを続けていくうちに、だんだん慣れてきます。文面も洗練されてきます。そして、気づいたときには、リピーターさんでいっぱいのサロンになっているはずです。

あなたのサロンが、お客様にとって「特別な場所」になりますように。そして、あなた自身も、お客様との関係性の中で幸せを感じられますように。

大丈夫。あなたなら、できます。応援していますね。

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