「うちの治療院、技術には自信があるんだけど、それがうまく伝わってないんだよね…」
こんなふうに感じること、ありませんか?
チラシやSNS、ホームページを作ってみたものの、なんだか他院と似たり寄ったりになっちゃって。「○○専門」「△△の痛みに」「丁寧な施術」…言葉はあるけど、なんだか心に響いてない気がする。
実は、たった一言の選び方を変えるだけで、患者さんの心がぐっと動く瞬間があります。
この記事を読むことで、こんな未来が待っています:
- あなたの想いが患者さんに「ちゃんと届く」言葉が見つかる
- 「他とは違うな」と感じてもらえる表現力が身につく
- 書くことへの苦手意識が減り、発信が楽しくなる
難しい専門用語や小手先のテクニックではありません。大切なのは、あなたの中にある「患者さんを想う気持ち」を、どう言葉にするか。今日は、そのコツをお伝えしますね。
なぜ治療院に「語彙力」が必要なのか?
「語彙力」と聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれません。でも安心してください。ここで言う語彙力とは、患者さんの心に寄り添い、信頼を育む言葉を選ぶ力のことです。
治療院の経営において、技術力はもちろん大切。でも、それと同じくらい大切なのが「その技術を、どう伝えるか」なんです。
なぜなら、患者さんは施術を受ける前に「この先生、本当に私のことわかってくれるかな?」と不安を感じているから。その不安を和らげ、「ここなら大丈夫」と思ってもらうために、言葉の力が必要なんです。
患者さんは「技術」ではなく「安心」を買っている
患者さんがあなたの治療院を選ぶ理由は、必ずしも「技術が一番優れているから」ではありません。
もちろん技術は大前提として大切です。でも、技術レベルが同じくらいの治療院が複数あったとき、最終的に選ばれるのは「この先生なら、私のことをわかってくれそう」と感じられる場所です。
例えば、こんな二つの表現を比べてみてください。
- A院: 「肩こり・腰痛に対応しています」
- B院: 「デスクワークで夕方になると肩がパンパンになる方、多いですよね。そのお辛さ、わかります」
Aは事実を述べています。間違ってはいません。でも、Bは患者さんの日常に寄り添い、共感を示しているんです。この小さな違いが、患者さんの心を動かします。
技術力は、施術を受けて初めて体感できるもの。でも言葉は、来院前から信頼を育てることができるんです。
「伝わる言葉」が患者さんのリピートを生む
リピート率が高い治療院に共通しているのは、患者さんとの「言葉のやりとり」が丁寧だということ。
施術中の声かけ、問診票のコメント、LINEやニュースレターの一言。これらすべてが、患者さんとの信頼関係を深めています。
逆に、どれだけ良い施術をしても、言葉が事務的だったり他人行儀だったりすると、患者さんは「私、ここに通い続ける意味あるのかな?」と感じてしまいます。
言葉は、あなたと患者さんをつなぐ”見えない糸”。その糸が太く、温かいほど、リピート率は自然と上がっていきます。
今日から使える!心を通わせる言葉の選び方
「じゃあ、具体的にどんな言葉を選べばいいの?」と思いますよね。ここからは、すぐに実践できる具体的なステップをお伝えします。
難しいことは一つもありません。いつもの言葉を、ちょっとだけ患者さん目線に変える。それだけで、伝わり方がガラッと変わりますよ。
ステップ1:患者さんの「リアルな声」を集める
まず最初にやってほしいのが、患者さんが普段使っている言葉を知ることです。
私たち治療家は、つい専門用語を使いがちです。「可動域」「筋緊張」「姿勢改善」…これらは正しいけれど、患者さんには少し硬く感じられることも。
患者さんは、こんなふうに話します:
- 「朝起きたとき、首が回らなくて…」
- 「子どもを抱っこすると、腰がピキッとなるんです」
- 「夕方になると、目の奥がズーンと重くて」
この「リアルな表現」こそが、心に響く言葉の宝庫なんです。
実践方法:
- 問診のときに、患者さんがどんな言葉で症状を説明するか、メモを取る
- アンケートで「どんなときに一番辛いですか?」と自由記述で聞く
- 会話の中で印象に残った表現を、ノートやスマホに記録する
集めた言葉を、チラシやSNS、ニュースレターで使ってみてください。「あ、この先生、私のこと分かってる!」と感じてもらえます。
ステップ2:「機能」ではなく「情景」を描く
治療院の説明で多いのが、「何ができるか」という機能の説明です。
- 「骨格矯正で姿勢を整えます」
- 「深層筋にアプローチします」
これらも大切な情報。でも、患者さんが本当に知りたいのは「施術を受けたら、私の生活はどう変わるの?」ということなんです。
Before(機能を伝える)→After(情景を伝える)の例:
| Before(機能) | After(情景) |
|---|---|
| 「猫背を改善します」 | 「鏡を見たとき、背筋がすっと伸びた自分に気づく朝が来ます」 |
| 「血流を促進します」 | 「冷えで眠れなかった夜が、ぐっすり眠れる夜に変わります」 |
| 「可動域を広げます」 | 「お孫さんを抱っこするとき、痛みを気にせず笑顔でいられます」 |
情景を描くコツ:
- 「○○ができるようになります」ではなく、「○○している自分を想像してみてください」
- 時間(朝、夕方、週末など)や場所(家で、職場で、など)を具体的に
- 五感(痛み、温かさ、軽さなど)を意識する
患者さんは、未来の自分の姿をイメージできたとき、心が動きます。
ステップ3:「あなただけ」感を出す
大手チェーンではなく、個人の治療院を選ぶ患者さんが求めているのは**「私のことを見てくれる」という安心感**です。
誰にでも当てはまる一般的な言葉ではなく、「あなたのために書いてます」と感じられる言葉を使いましょう。
一般的な表現→「あなただけ」感のある表現:
- 「患者様へ」→「いつも頑張っているあなたへ」
- 「多くの方が」→「もしかして、あなたも」
- 「施術を受けた方は」→「先週いらっしゃった○○さんも」
さらに、具体的な状況を想像させることで、「これ、私のことだ!」と感じてもらえます:
- 「毎朝6時起きで、お弁当を作っているお母さんへ」
- 「一日中パソコンと向き合っている、あなたの首と目を労わりませんか」
- 「『もう年だから』と諦めかけている方に、お伝えしたいことがあります」
万人受けを狙うより、たった一人に深く刺さる言葉を選ぶ方が、結果的に多くの人の心を動かします。
ステップ4:「否定」ではなく「肯定」で伝える
人は、否定的な言葉を聞くと、無意識に身構えてしまいます。
同じ内容でも、言い方を肯定的に変えるだけで、受け取る印象が全然違うんです。
否定形→肯定形の言い換え例:
| 否定形(NG) | 肯定形(OK) |
|---|---|
| 「痛みを我慢しないでください」 | 「少しでも楽になれる方法、一緒に探しましょう」 |
| 「間違ったケアをしていませんか?」 | 「もっと楽になれるケア、お伝えしますね」 |
| 「諦めないでください」 | 「まだまだできることがありますよ」 |
否定形は、相手を責めているように聞こえてしまうことがあります。肯定形なら、「一緒に良くしていこう」という温かさが伝わります。
ステップ5:「五感+感情」で表現する
人の記憶に残るのは、感覚と感情が結びついた体験です。
施術の説明も、五感や感情を使って表現すると、ぐっとリアルになります。
抽象的→五感+感情の表現:
- 「楽になります」→「肩がふわっと軽くなる感覚、味わってみませんか」
- 「効果があります」→「『あれ?痛くない!』って、思わず声が出ちゃうかもしれません」
- 「リラックスできます」→「深呼吸したとき、すーっと息が入る心地よさ」
使える五感ワード:
- 触覚: ふわっと、すっきり、軽く、ほぐれる、緩む
- 視覚: 明るく、すっと、ピンと、まっすぐ
- 聴覚: 静かに、ほっと、ひと息
- 温感: 温かく、じんわり、ぽかぽか
五感表現は、文章に”体験”を乗せることができます。読んでいるだけで、施術を受けた後の心地よさを想像してもらえるんです。

テクニックの奥にある、本当に大切なこと
ここまで、具体的な言葉の選び方をお伝えしてきました。でも、どれだけテクニックを学んでも、その根底にあるものが欠けていたら、言葉は薄っぺらくなってしまいます。
その「根底にあるもの」とは何か?
それは、患者さんへの誠実な想いです。
小手先のテクニックでは、心は動かせない
コピーライティングを学ぶと、ついつい「こう書けば響くはず」「この言い回しなら来院するはず」と、テクニックに走りたくなります。
でも、患者さんは敏感です。言葉の裏に「売りたい」「集客したい」という下心があると、なんとなく感じ取ってしまうんです。
逆に、「この人は本当に私のことを想ってくれている」と感じられたら、多少言葉が拙くても、心は動きます。
大切なのは、「何を言うか」の前に、「なぜそれを伝えたいのか」を自分の中で明確にすること。
- なぜ、この施術を勧めたいのか?
- 患者さんにどうなってほしいのか?
- 自分は、患者さんのどんな未来を願っているのか?
その想いが明確であれば、言葉は自然と患者さんの心に届きます。
「伝える」のではなく、「伝わる」を目指す
コピーライティングを学び始めると、「もっと上手く書きたい」「もっと完璧な文章を」と思いがちです。
でも、患者さんが求めているのは、上手い文章ではなく、心が通った文章なんです。
文法が少し変でも、言い回しが稼拙でも、あなたの人柄や想いが感じられる言葉の方が、よっぽど価値があります。
だから、完璧を目指さなくて大丈夫。
「これ、患者さんに伝わるかな?」
その視点を持ち続けることが、何より大切です。
言葉は、あなたと患者さんをつなぐ”橋”
治療院経営において、言葉は単なる「情報伝達の道具」ではありません。
言葉は、あなたと患者さんの心をつなぐ”橋“です。
その橋が、温かく、優しく、しっかりしていれば、患者さんは安心して渡ってきてくれます。そして、何度でも渡りたくなります。
技術はもちろん大切。でも、その技術を患者さんに届けるための「言葉の橋」も、同じくらい大切なんです。
最後に:あなたの言葉には、ちゃんと力がある
「うちみたいな小さな治療院が、大手に言葉で勝てるわけない…」 「文章書くの、苦手だし…」
そんなふうに思っていませんか?
でも、大丈夫です。
患者さんが求めているのは、洗練されたキャッチコピーではありません。あなたの”人柄”が伝わる、温かい言葉です。
大手チェーンには出せない、あなたならではの言葉があります。
- 患者さん一人ひとりの名前を覚えている、あなただからこそ書ける言葉
- 施術中の何気ない会話から生まれる、あなただからこそ気づける言葉
- 「この人を楽にしてあげたい」という想いから出てくる、あなただからこそ届く言葉
その言葉を、恐れずに使ってください。
最初から完璧じゃなくていい。ちょっとずつ、患者さんの反応を見ながら、言葉を磨いていけばいいんです。
「今日のニュースレター、あの一言が心に残りました」 「先生の言葉に、救われました」
そんなふうに言ってもらえる日が、きっと来ます。
あなたの言葉には、ちゃんと力がある。
その力を信じて、今日から一言ずつ、患者さんに届けていきませんか?
さらに学びを深めたい方へ
「もっと患者さんに寄り添える言葉を見つけたい」 「自分の治療院に合った伝え方を知りたい」
そんなあなたのために、いくつかのリソースをご用意しています。
まずは現状を知ることから:
あなたの治療院の「伝える力」は、今どのくらいでしょうか? 簡単な診断シートで、改善ポイントが見えてきます。
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あなたの治療院が、言葉の力で患者さんともっと深くつながれますように。
応援しています!






