性善説で経営しよう:患者さんを「数字」ではなく「友人」として扱う理由

治療院経営

「今月のリピート率は〇%か……」「あと何人集客しないと利益が出ない」

毎日のように数字と睨めっこして、ふと「自分は何のためにこの仕事を始めたんだっけ?」と虚しさを感じることはありませんか?

効率や利益を追い求めるあまり、目の前の患者さんを「売上という数字」として見てしまう。それは、責任感の強い経営者さんなら一度は陥る、切ないけれど「よくある悩み」なんです。そんな自分を責めないでくださいね。

この記事を読むことで、あなたの経営はこんな風に軽やかに変わります

  • 「数字を追うストレス」から解放され、目の前の方との会話を心から楽しめるようになる。

  • 「損得」ではなく「信頼」で繋がる、離れがたいファン(友人)が増えていく。

  • 小手先のテクニックに頼らずとも、自然とLTV(生涯顧客価値)が向上する。

なぜ「友人」として扱うことが、小さな会社のLTV向上に必要なのか

大きな資本を持つ企業は、統計とデータで人を動かします。でも、私たちのような「小さな会社・店舗」が同じ土俵で戦うのは、実はとてももったいないことなんです。

小さな会社の最大の武器は、「顔が見える距離感」

患者さんを「ターゲット」ではなく「大切な友人」として扱うことで、データでは測れない強力な絆が生まれます。これが、結果として長期的な経営の安定(LTV向上)に直結するのです。

【理由1】「弱者の戦略」は、感情の深さで勝負する

ランチェスター戦略(弱者の戦略)において、小さな会社が取るべき道は「局地戦」です。広い範囲に薄く広告をまくのではなく、「特定の誰か」と深く繋がること

友人の悩みなら、自分のことのように解決策を考えますよね?その「一生懸命さ」が伝わったとき、他店には真似できない圧倒的な差別化が完了するのです。

【理由2】情緒的価値は、価格競争を無効化する

人は、単に「安いから」「便利だから」という理由だけで付き合う相手を選びません。特に体や心を預ける場所ならなおさらです。

「あの先生は私のことを分かってくれている」という「情緒的価値(安心感や連帯感)」は、競合他社がどれだけ値下げしても奪えない、最強のリピート要因になります。

今日から取り組める「友人」への第一歩

「明日から全員を友だちだと思ってください!」と言われても、具体的にどうすればいいか迷ってしまいますよね。まずは、ニュースレターを活用して、こんなアクションから始めてみませんか?

視点の違い 数字を追う経営(性悪説的) 友人を想う経営(性善説的)
メッセージ 「今なら10%OFF!」「お急ぎください!」 「最近、冷えますが体調崩してないですか?」
ニュースレター 特売情報やクーポンの羅列 先生の近況や、相手が喜びそうな豆知識
見返り 「今すぐ予約してほしい」という期待 「ちょっとでも心が軽くなってくれたら」という願い

具体的なアクション

  • ニュースレターに「P.S.(追伸)」を入れる:

    全体向けの内容の後に、「〇〇さん、この前おっしゃっていたお孫さんの入学、おめでとうございます!」と手書きで添えてみてください。

  • 「損して得取れ」を恐れない:

    「これを教えたら来院回数が減るかも?」という健康法も、友人のためなら隠さず教える。その誠実さが、結果として「この先生しか信じられない」という強い再診動機を生みます。

テクニックの裏側にある「性善説」

私たちが大切にしたいのは、「人は本来、善意で繋がれる」という性善説です。

「こちらが尽くしても、どうせ他へ行ってしまうだろう」と疑いながら接するのではなく、「目の前の方は、私の想いを真っ直ぐ受け取ってくれる素敵な方だ」と信じて接すること。

これは「三方よし」の精神そのものです。

先生が誠実さを尽くし、患者さんが喜び、その温かい関係性が地域の空気まで明るくしていく。

効率は悪いかもしれません。でも、この「温もりある非効率」こそが、小さな会社がずっと愛され続ける唯一の道なんです。

最後に:「人間味」を届けよう

「友人として扱う」というのは、何も特別なサービスを無料で提供することではありません。

「今日も元気かな?」「あ、この情報あの人に教えたいな」と、ほんの少し、心を寄せることから始まります。

もし、今まで数字ばかり追ってしまっていたとしても、大丈夫。今日から、その計算機を置いて、ニュースレターという名の「便り」を書いてみませんか?

あなたの「想い」は、きっと伝わります。

上手くいかない日があってもいいんです。その試行錯誤している姿こそが、患者さんにとっては「愛着の持てる人間らしさ」になるのですから。

あなたとお客様の絆を深めるために

あなたの想いを「形」にするお手伝いをさせてください。まずは今のあなたの「温もり」がどれくらい伝わっているか、チェックしてみませんか?

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