共感率を上げるために、あなたの物語を挿入しよう

どういうときに人は記憶に残るのだろう?
どういうときに心に響かせることができるんだろう?

マーケティングの視点からいえば、広告媒体の中でどういうメッセージが購買する際のトリガーとなっているのかということです。

それがわかれば苦労はしませんが、 その一つに ストーリー(物語)の法則 があります。、

ご存知の方はすでにご存知だと思いますが、やはり物語にすると「記憶」に残りますし、共感されやすいですし、面白くなりやすいですね。結果、購買率が上がる確率が増すのだと思います。

ある物語・・・

今回は、「共感率を上げるために、あなたの物語を挿入しよう」というテーマですので、 まずは物語(ストーリー)をお読みください↓

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それは10年程前のことでした。私は、教育関係の会社の取締役をしていた頃、その会社の経営戦略を私がすべて行っていました。

その頃は、某著名な経営コンサルの会員で、そのノウハウのとおりにやるだけで売上げがグングン上がっていってた夢のような時期でした。

そんなとき、知り合いの製造業の経営者の方から電話がありました。

悲痛な叫びで「淺田さん~!助けてください!」

以前から、「売上が上がらなくて・・・」とは、冗談まじりに言われていたので、軽く受け流していましたが、まさに倒産しそうだというんです。遠目に見る限り、安定した経営をやっているように見えたのですが実際は違いました。

ただ素晴らしい意識をもっている社長でした。
良いこだわりの商品を作り、大量生産をするために、人体に悪い化学薬品使うことを良しとせず、手作業に戻しコストが高くなるが値上げをせず、一般向けにコツコツ販売をしていたのですが、少しずつ苦しくなってきたようでした。

売るノウハウを持っていなかったのです。

そこで、私は現地に飛びました。
そこで私が見たのは壮絶な状況・・・絶句してしまいました。
「どうにかしてあげたい・・・」涙が滲んできました。

私は回りに見つからないように涙を拭き取りながら質問を始めていきました。

続く・・・・

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いかがでしょうか?
実際にあったお話ですが、この程度のお話でも物語に多少は引き込まれたでしょう。それは、何ぜか?

物語にでてくる「キーワード=言葉」がトリガーとなって、自分の過去の体験と重ね合わせて勝手に想像し、感情移入するからです。

人間関係の法則を理論的に説明しても頭に入らない、でも昼ドラはおもしろい!

商品説明より、そのバックグラウンド。
○成功体験
○失敗談・挫折
○こだわり

まさにこの事実とからんだ物語=ストーリーが共感を生み、信頼されるようになります。

まとめ

●成功談だけなら、それは自慢話
●失敗談・挫折が加わると、すべての言葉が真実にかわります

先生が教科書どおりの授業をしてる間より、いきなり過去の体験談、失敗談など語りはじめるとついつい聞き入ってしまいます。それが辛い経験、悲しい経験になればなるほど、 自分の過去の体験とつなぎあわせる。

「大変だったんだ~」
「この人じつは誠実な人なんだ~」
「よくがんばったね~ううっ(涙)」

となってしまうのが心情であり、人間の脳の仕組み。

ぜひ、ホームページ、広告媒体など、どこかにあなたの物語を挿入してみてください。