
今回は、自分のお店に対する商品コンセプトについて、もう一度再確認していただきたい、そういう記事をお届けさせていただきます。
以前、治療院の先生から、こういうご相談を受けました。
「100メートル先に整骨院があるのに、
50メートル先にまた何かの治療院ができそうです。
どうしましょう?」
お店のコンセプトの考え方
私こそ教えてください…と、喉まででていたのですが、
こういう流れになりました。
それは、お店のコンセプトをもう一度見直してみよう、です。
もちろん集客からリピート化までの流れ、お客様とのコミュニケーション方法などについてもあると思うのですが、良い機会なのでもっと根本的な部分を見つめていきましょう、というものです。
このコンセプトというものは、治療院、整体院、サロンなどの店舗はもちろん、歯科医院経営においても、健康美容通販、宅配や法人販売、すべての会社・お店に必要なものだと思います。
商品の持つより深く、本質的なものに焦点を当てるという意味で大切なことです。
こういう言葉をご存知ですか?
「商品を売るな、体験を売れ」
これはエクスママーケティングで有名な藤村先生のキャッチコピーです。
大まかには、魅せ方と独自化がポイントです。
では、これは?
「商品・サービスを売ってはいけない。常にコンセプトを売れ!」
これは、マーケティングの大御所ジョセフ・シュガーマンの言葉です。
コンセプトというと分かりにくいですが、
- 商品やサービスに新しい意味付けを与えるもの
- 他社と比較しての優位性=USP
- お客様に対してへべネフィットを売る
(利益、解決策、どう役に立つのか…など)
というようなものです。
なぜコンセプトが必要かというと、お客様が、あなたの会社・お店から商品・サービスを購入していただくためです。
どの業界も、ほとんどの商品・サービスは、似通っています。
先ほどの治療院のお話もそうですが、美容サロン、歯科医院、健康食品、スキンケアなど競合が激増していますから、他の人と違う何か、自分だけの何かが必要になるからです。
だから、コンセプトをちょっと話すだけで、「ぜ、ぜひ欲しい!」 と思わせるものになるように工夫し続けなければいけないわけです。
このコンセプトを自覚しておくだけで、チラシやコピーライティングが下手でも、熱い想いは伝わりやすくなります。
逆に、コピーライティングでがんばってもコンセプトがなかったり、弱かったりするとと、どこを目指しているのかわかりずらくなるので、混迷してしまいやすいのです。
己に負けてしまうのです。
「一貫性」のようなものがないと伝わらないからです。
コンセプトを20秒以内で説明できますか?
そんなコンセプトを創る上で、優れた質問があります。
コンサルタントの神田昌典氏によるものですが、こういう質問です。
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あなたの販売していく商品・サービスを、
小学生にもわかるように20秒以内で説明するならば、
それはどんな説明か?
特長を2つ挙げながら説明して下さい。
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というものです。伝えられますか?
例えば、このサイトのコンセプトは何かといいますとこうです↓
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治療院や歯科医院向け、健康美容通販向けに、
お客様を維持するために最も必要な販促ツールである
ニュースレターを手書きのひな型にてご提供しております。
そして、5分で完成できます。
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です。
20秒というのも意味があります。
テレマーケティングでは、20秒くらいを超えたあたりから電話を切られはじめます。
そのため重要なメッセージは、20秒以内で伝えなければいけません。
20秒というのは、一つの目安ですね。
コンセプトを創る質問は、上記のものだけではありませんが、
まずは、簡単に創ってみましょう。
作成要領は、
- 20秒にこだわらずに書きだしてみる
- 文章を削っていく
- 文章を整える
- 1に戻る・・・繰り返し
です。
商品コンセプトは、一回創って終わりではなく、永遠に改善して見直していくものです。
ぜひ近場に競合他社がやってきてもいいように、今のうちからコンセプトという一貫性を創っておきましょう。あなたの会社・お店が、心から楽しく、繁盛することを応援しています!